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「ポケットバンク」で全国展開・三洋信販(消費者金融系)とビューカードが急成長・JR東日本(交通系)

三洋信販は、九州・西日本地区における強固な地盤をベースに、1999(平成11)年度から東日本地区に進出し、全国展開を開始した。現在は、「ニュー・サービス・バンク」の創造に向けての戦略展開を図っているが、核となる事業である消費者金融においては、ポケットバンクの愛称で知られる自動契約機とATMの設置を全国規模で拡大し、全国で1000店以上の店舗ネットワークと8万台を超えるATM網を構築している。カード事業では、九州岩田屋グループのエージーカードやマイカルカード(現ポケットカード)の株式を取得して全国規模のカード事業にも参入し、新たな顧客獲得に成功している。

また、これまでに培ってきた与信・回収のノウハウを活用したフィービジネスとして、銀行の個人向け無担保ローンの保証業務も推進しており、130社を超える金融機関と提携している。さらに、債権調査や債権管理のノウハウを活用したサービサー事業にも参入している。今後は、不動産担保ローンをはじめとしたコンサルティング商品や、集金代行、証券化業務など、新たな金融サービス・商品の拡充をめざしている。

JR東日本の営業収益(2兆5656億円、2002年度)の内訳は、運輸事業が70・2%、駅スペース活用事業が14・4%、ショッピング・オフイス事業が6・6%、その他事業が8・8%となっている。グループ企業群も、運輸、駅ビル・ショッピングセンター、ホテル、小売・飲食、物流、旅行・レンタカー、スポーツ・レジャー、不動産管、情報・人材サービス、広告・出版、清掃整備、建設・コンサルタントなどと広範囲な事業領域にまたがっている。

ビューカードやビュー・スイカカードに代表されるクレジットカード事業は、「その他事業」の中心に位置づけられる。2003年3月末時点でのビューカード会員数は232万人、取扱高は2576億円で、この10年間で会員数が約6倍、取扱高が約10倍という成長ぶりだ。2003年6月から発行を開始したビュー・スイカカードは、クレジットカードである「ビューカード」と、電車乗車用プリペイド機能付きICカードである「Suicaイオカード」を一体化させたものである。さらに、2004年からはスイカカードのイオカード部分を電子マネーとして、ショッピングなどにも利用することが可能になる。